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アラフォー世代の年収の実態

前の記事と同じ、就業構造基本調査(平成24年)のデータから、今日はアラフォー(35~44歳)の年収に注目します。

アラフォー世代は、いったいどれぐらいの年収を稼いでいるのでしょうか?

男女別に見ていきます。

 

アラフォー男性の年収の分布

まず、年収を「~199万円」「200~499万円」「500~999万円」「1000~1499万円」「1500万円~」という5カテゴリーに分けてみました。

※ただし非正規雇用者については、500万円以上のデータは一括りにして公開されているので、「~199万円」「200~499万円」「500万円~」という3カテゴリーで分析しました。

 

35~44歳の男性全体の傾向としては、下のグラフが示すとおり、年収200~499万円の層が最も多くて51.4%を占めています。

その次に多いのが、年収500~999万円の層です(36.4%)。

年収の分布は、自営業主、正規雇用者、非正規雇用、という就業形態によって、大きな違いが見られます。

この3つのカテゴリー中で最も平均年収が高いのは正規雇用者です。

年収500万円以上の人が半数近く(45.4%)を占めています。

自営業主の場合、年収500万円以上を稼いでいるのは16.2%ですし、非正規雇用者ではわずか3.5%にすぎないのと比べると、かなり大きな開きがあります。

非正規雇用者は、年収200万円未満のいわゆるワーキングプアが44.0%で、もし他に頼ることのできる収入源がないのだとしたら、苦しい生活を強いられている人も少なくないでしょう。

自営業主も、年収200万円未満の人がほぼ1/3を占めていますが、ただ、自営業主の場合は年収1000万円以上を稼いでいる人が一定数いるのが特徴的です。

決して大きな数値であるとはいえませんが、自営業主のうち年収1000万円以上の人の割合(2.9%)は、正規雇用者の3.2%に匹敵しているといえ、さらに年収1500万円以上の人の割合(1.4%)は正規雇用者(0.4%)を上回っています。

★年収が最も高めに分布するのは正規雇用

★逆に、非正規雇用者は低所得者の割合が最も高い

★自営業主は、正規雇用者と比べると年収は低めに分布しているものの、一部の自営業主に限っては正規雇用者が得られないほどの高収入を手にしている

 

アラフォー女性の年収の分布

アラフォー男性と比べると、アラフォー女性の年収は全体的に低い傾向が見られます。

年収200万円未満の人が半数以上の54.7%。

そして年収500万円以上を稼いでいる人は、男性では39.9%いますが、女性だとわずか8.6%にとどまっています。

 

前の記事で見たとおり、女性は非正規雇用者として働く人の割合が多く、それが女性全体の年収の分布を引き下げている側面もあるだろうと考えられます。

特にパート主婦であれば、税金や社会保険におけるメリットを考えて、配偶者の扶養範囲内を超えないよう、年収を106万円や130万円以下に抑える人も多いでしょう。

男性のデータと同じく、女性においても自営業主、正規雇用者、非正規雇用者の3カテゴリー中では正規雇用者が最も年収が高いのですが、その正規雇用者にしても、男性と比べれば全体的に年収が低いことが明らかです。

たとえば年収が500万円以上の人は女性の正規雇用者の中でも19.2%にとどまっています。 

また、年収1000万円以上を稼いでいる女性は正規雇用者で0.6%、自営業主で0.4%であり、男性よりもさらに少ない数値となっています。

★自営業主、正規雇用者、非正規雇用者、いずれのカテゴリーにおいても、女性の年収は男性の年収と比べて少ない傾向がある

正規雇用者>自営業主>非正規雇用者の順に年収が多い傾向は、女性も男性と同じ